金融業界の急速な拡大と国際化に伴い、都市間の競争が激化し、国際的な金融センターとしての地位を維持または向上させるための施策の重要性がますます高まっている。そこで、GPCI-Financial Centers(世界の都市総合力ランキング -金融センター)では、グローバルな金融システムの中で各都市が有する国際金融センターとしての特徴や強み・弱みを明らかにするために、世界の都市総合力ランキング(GPCI)の6分野(経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセス)に、「金融」分野を加えた合計7分野で、国際金融センターとしての競争力を複眼的に評価し、順位付けしている。GPCI-Financial Centersが、金融業界のプロフェッショナルや政策立案者、投資家にとって重要なツールとして活用されることを期待したい。
ニューヨークは「上場株式時価総額」、「株式市場売買代金」、「世界トップアセットマネージャー」、「国際弁護士事務所」、「金融ユニコーン企業数」の5指標で1位を獲得した。
ロンドンは、『外国為替・金利市場』の「外国為替取引高」および「金利デリバティブ取引高」の両指標で昨年に続きトップを獲得。『高度専門人材』は2位を維持した。
東京は「大手保険会社本店」、「世界トップ年金ファンド」の2指標で昨年に続き1位を維持したほか、『金融商品市場』が昨年の9位から4位に上昇した。
「GPCI-2024 金融センター」に関するお問い合わせは iusall@mori-m-foundation.or.jp まで