東京中心部における再開発の研究

蘇れ!目黒川 市民に親しまれる都市中小河川のあり方

発行日:1998年11月
言語:日本語
書籍版:1,100円(本体価格1,000円+税)

目黒川は東京の都市内部の中小河川の中でも、いまだに畑や雑木林が残る郊外住宅地、木造住宅が密集する市街地、高級な住宅地、工場が多数立地する市街地、オフィスの林立する副都心、江戸時代からの歴史がある旧宿場町といった、流域に様々な顔を持つ河川である。
今後の河川のあるべき姿を探るには、今までのように河川空間だけを扱うのではなく、流域市街地全体から川を眺めてみることが重要であり、この点で目黒川は様々な市街地の視点から川について考えることができる。
この報告書を題材として、目黒川流域の市民だけでなく、自分の身近にある川について、市民が自らそのあり方について考え、行動するようになることを期待したい。