東京中心部における再開発の研究

芝浦・港南 水際住宅街化構想

発行日:1990年2月
言語:日本語
書籍版:1,650円(本体価格1,500円+税)

港区の芝浦・港南地域と一言で言っても普通の人にはあまりよくわからない地域である。 港区の東海道線の西側の地域の細かい姿は人々の頭に埋め込まれているが、東側については、竹芝埠頭、超高層ビル、下水処理場などについては認識があるにしても、それがどこにあるかという事しか分からない。 ましてや、芝浦・港南地域という統一的なイメージは、まだ誰の頭の中にも組み立てられていないのが実際ではないだろうか。
古い物、新しい物、汚い物、物凄く綺麗な物、或いは非常に大規模な交通動線、それに全く関係なく作られた小さい街区割りといった物が雑然と同居しているのが芝浦・港南地域の姿である。
このパンフレットは、そういう芝浦・港南地域に、ある統一的な将来の姿を作り出していくとすればどんな姿になるかを模索したものである。 東京湾岸に展開されている他の埋立地域にも芝浦・港南地域と似たような土地利用を見るところが多々ある。その将来の望ましい方向への整備を考える際に、ここで示した提案が役に立つという事であれば大変幸せな事である。