市街地環境整備の制度・手法に関する研究

現代社会に相応しい都市計画・建築制度のあり方-3- 生活都市計画の創造に向けて まちづくり制度の基本システムを変える

発行日:1998年11月
言語:日本語
書籍版:880円(本体価格800円+税)

都市計画の基本システムを如何に変革すべきかと言う議論が始まった。実に様々な包括的な課題が取り上げられ、多様な議論がなされた。 その議論の要旨が本報告書の第1部第2章に議事録として取りまとめられている。これらの議論を更に一応の理論的枠組みに纏めたものが第1部の第1章である。これらの議論を進めるに当たって、 全体の姿が見えないと議論が進まないと言うことがあって、議論のベースを提供する意味で、全体像のスケッチも出された。これが第2部に纏められている。
しかし、このスケッチはあくまで討論の枠組みを示すためのものであって、この研究会の結論でも無ければ、提案でもない。この研究会としてはあくまで第1部の第1章を充実する方向で取りまとめる方向であったが、 議論するうちに、このような包括的な提案にはどうしても個人的な見方が忍び込むし、その意味では、この研究会の委員、顧問の中には、公的な立場で発言を続けている方々もおられるので、 第1部の纏めの形はこのレベルで止め、このまま生の形で報告することとした。
今、都市計画は大きな変局点に差し掛かっている。日本経済、日本社会全体の大きな変革のうねりを受け、そのサブシステムである都市も、都市計画も必然的に大きく変容する。 その時、都市計画の基本システムをどう再編成するのか、この報告書がその様な包括的な議論に一つの切り口を提供することができればと願っている。