港区の環境カルテ

港区の人口・建物の将来

発行日:1985年10月
言語:日本語
書籍版:1,650円(本体価格1,500円+税)

港区は人口が20万人前後でここ数年間推移してきたが、特にここ1年ぐらいは減少傾向がみえ始めてきた。
この研究報告書では港区を土地利用の性格に応じて幾つかに区分しながら、それぞれの地区の人口の実体をさまざまな視点からできるだけ客観的に分析した。
この報告書の試算によれば、もし現在の地域制にもとづきながら、法律に定められた容積率を充分に使ってゆけば、港区の人口は25万人を上廻る容量を持っていることが判った。 しかもこの場合、業務機能の成長はそれ程抑制しないという前提を置いてもである。また、港区に住んでいる人達も、幾つかの事例として取り上げた地区の調査では、意外と人の定着性が強くないことも判ってきた。つまり港区はまだまだこれから変化が激しく、しかもその変化は地域社会の人口の質をより現代的性格に導いてゆくもののようだ。 ここに示された分析結果をもとにして港区の将来を考えると、とるべき道筋がみえて来るだろう。そのどの道をたどるのが良いかはまだ判らないが、そのようなことを区民が考える一助になれば大変有難い。