文化都心構想

東京リング

発行日:2001年6月
言語:日本語
書籍版:1,100円(本体価格1,000円+税)

急激な都市成長は様々な問題を残し、拡散し断片化した市街地においては魅力や活力が失われつつあり、東京の都市像、市民が共有できる都市ビジョンを描き出す事が急務となっている。
 世界に誇りうる都市再生ビジョンはどうあるべきか。特に外堀沿いはまさに東京の象徴とも言うべき一帯で、破壊されまた分断されてきた「緑や水辺」を再生し、「ちりばめられた資産」をつなぐことで、 全く新しい空間を提供できると考えた。それが「東京リング構想」である。
 都市には、多様な活動の融合によってさらなる魅力が生まれる。多様性溢れる地区とそれを環状につなぐ空間は「東京リングシュトラーセ」であり、歩行者を中心にした街区、地区を快適に結ぶLRTが整備される。 周辺では、水と緑を回復し、暮らしやすい場、住、働、遊、学、創、憩などが複合する空間、新しい街並みが再生されるのである。
 今後、多くの人に意見や議論をいただき、都市の魅力を高めるための構造的再編から実際の空間デザインまで実現に向けた研究をさらに進めたいと考えている。