<大都市の人口密度比較>

<世界23都市の都心居住度比較結果>                        (2006年11月28日更新)
●都心人口密度が200人/haを超え高いのは、ムンバイ、上海、香港、ニューヨーク、北京、台北の6都市です。
●大半の都市は、都心の人口密度が市域全体の人口密度を上回っています。しかし、東京(特別区部。以下同様)、大阪、ソウルの3都市は、都心人口密度の方が小さく、加えて、これが100人/ha程度と低い状況にあります。これらのアジア3都市は、都心居住という観点からは、世界的にみてまだ低い水準にあるというのが実情です。
●しかし、東京、大阪の2都市では、都心人口密度が近年飛躍的に高まっています。そしてこの2都市では、都心人口密度増加数が市域全体の人口密度増加数を大きく上回っており、人口の都心回帰現象が見て取れます。同様の動きはロンドンにもみられますが、日本の2都市ほど極端な変化ではありません。またニューヨークの都心人口密度も増加していますが、市域全体での増加とほぼ同程度です。

<都心の範囲について>
公的資料などに中心的地区として示されている区域を、その都市の都心の範囲と定めました。公的資料を発見できない都市については、業務機能や都市基盤施設が集中している区域を、統計単位によって独自に設定してみました。(概ね30〜60km2)。

<大都市の人口密度比較(図)>

<大都市の人口密度比較(表)>